ハマス、米人質解放に同意 イスラエルは「心理戦」と一蹴
(VOVWORLD) -イスラエルは、パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスが14日、ガザ地区で拘束され生存している米国とイスラエルの二重国籍者の解放に同意したことは「心理戦」だと一蹴し、ハマス側の合意を却下しました。
(写真:THX/TTXVN) |
ハマスはこれに先立ち、イスラエル軍のガザ完全撤収と恒久的な停戦につながる停戦合意の第2段階に向けた協議再開の提案を仲介者から受け、ガザ地区で拘束され生存している最後の米国人人質とみられる米国とイスラエルの二重国籍者の解放に同意したと発表していました。
イスラエル首相官邸は、イスラエルがトランプ米政権のウィットコフ中東担当特使の提案を受け入れたにもかかわらず、ハマスは拒否の姿勢を崩していないと指摘しました。その上で、ネタニヤフ首相は15日夜に閣僚を招集し、人質を巡る協議を行い、今後の対応を決定する予定だと述べました。
ハマス指導者らと米国のアダム・ボーラー人質担当特使がここ数日、米東部ニュージャージー州出身でイスラエル軍に兵士として加わったエダン・アレクサンダー氏(21)の解放を巡って協議していました。トランプ米政権のウィトコフ特使は今月、ホワイトハウスで記者団にアレクサンダー氏の解放は「最優先事項」だと述べていました。(ロイター)